2014年 09月 27日
「限界点」
>>『背面飛行で急降下…安全委「副操縦士が混乱」』
全日空系のエアーニッポン機が2011年9月、浜松市沖の太平洋上でほぼ背面飛行の状態になって急降下したトラブルで、運輸安全委員会は25日、副操縦士の操縦ミスが原因とする調査報告書を公表した。

仕事柄、この手のヒューマンエラー検証資料を見る機会が非常に多いのだけど、
あれを読んでいると制御の一角にヒトが関わってる限り、完全な安全というのは
ありえないのかなあと思わされる時が多々ある。
イザというときに慌てたヒトのする行動というのはそれくらい理解不能なものが多い。
資料を読んでて思わず「なんでだよ!(笑)」と突っ込んでしまうものがたくさんある。
そんな笑ってるぼく自身、ついこないだ夜中の地震で飛び起きた時に懐中電灯だと
思ってずっと手にしてたのは何故か空調のリモコンというのをやらかしたばかり
なのでまさに当事者というか、エラそーなことは何も言えない。

ANAのこのトラブルでは副操縦士の「あわてんぼう」ぶりばかりがやたら目立つ
レポートになってしまっているけど、こういうエラーはどんなに錬度が高くても最後の
最後で一定の確率で起こりえるもので、それを取り除くには恐らく機械に自律させない
限り無理なのだと思う。

が、しかし。
それこそあまり表立って報道されたりしないけど、こういう緊急時の対応で
「ヒトが介在していたからこそ、大事故を避けられた」という例も実は同じくらい存在する。
だから最近ではこのあたりがヒトというシステムのひとつの限界点なのかも知れないなと
ひそかに思っている。制御屋がそんなこと言ってちゃダメかも知れんけど・・(苦笑)
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by jellyfishcafe | 2014-09-27 00:34 | NEWSネタ | Comments(0)


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