2012年 01月 23日
懲りずに続くフィリピン写真記。今回はリーフフィッシング編。 釣り人という人種が釣り人たる理由は、世界の何処にいても何をしていても最終的に考えることが魚を釣ることだからだと思う。 Pamalican島の日の出は午前7時すぎ。 ヴィラ前のプライベートビーチは当たり前だが貸切状態。ドアから徒歩30秒のこんなところでこんな釣りが出来るなんてなんと有難や有難や・・と神様に感謝をささげてからキャスト開始。 お祈りが効いたのか始めてから数投目でゴゴンという押さえ込むようなアタリ。鋭い突っ込みを繰り返す引きの後に上がってきたのはこんな魚。 長く伸びた特徴的なヒレをもつ姿は南国の水中写真などでよく見るが名前は初めて知った。なるほど優雅なルックスとは裏腹にアジ系らしい力強い引きだった。 写真を撮った後は何も考えずリリースしたのだけど後で調べると実は大変美味しい魚らしい。持ち帰って朝食に料理してもらえば良かったかなあとちょっと後悔。 いきなりのコバンアジにこれは幸先いいぞと思ったが潮周りが良くないのか後が続かない。 それでも場所を移動しながら釣っていると連れがトップでカスミアジを釣った。ぼくも鼻息荒くキャストを繰り返したがカマスらしき魚を一度バラしたきりで結局その後は何も釣れず。 翌日はカスミアジ狙いで竿を出す。 前日の教訓から潮通しの良さそうな島の先端部まで歩いていき、沈み根があるとおぼしきあたりを狙って移動しながらひたすらキャスト。そして反応が薄かったポッパーからサーフェスミノーに変えて一投目、かけ上がりの上あたりでガッキーン!と金属的なアタリがきた。 ドーン!きましたよ念願のカスミアジ。 しかも40cm級のなかなかのサイズ。グアムで釣ったのよりは小さいけど身幅があってズシリと重い。嬉しくて砂浜で思わず小躍りしてしまう(笑) やっぱりぼくにとってはルックス的にも釣り味的にもリーフフィッシングの一等賞はこの魚なのだ。 釣り人はどんなヒトでもどんなトコロに行っても釣り人である。 セレブリティだろうが庶民だろうが、南国のジャングルの川にいようが北国の氷結湖にいようが、夜景きらめくメトロポリスの運河にいようが緑深き山渓の流れにいようが、世界の下において全ての釣り人は平等に釣り人なのである。それが釣りの何より素敵なところだと思う。 一匹の魚を釣るだけでずっとその土地に思いを繋げられる幸福なヒトでいられることを感謝して竿を納めた。
by jellyfishcafe
| 2012-01-23 01:47
| Philippine2011
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