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2012年 01月 20日
「Kodakが見せる景色」
>>「米コダック、米連邦破産法第11条の適用を申請」
Eastman Kodakが米国時間1月18日夜、米連邦破産法第11条の適用を申請したことを発表した。
Kodakは、2013年中の再建を考えており、その間の業務継続を可能にするためCitigroupから9億5000万ドルのつなぎ融資を受けたと述べた。


前々から経営危機が囁かれていたKodakがとうとう事実上の経営破綻。
以前、この日記で「フィルムで写真を楽しめる時間はあまり長くないのかもしれない」と書いたことがある。あの時は「そうならないでほしい」という気持ちを強くこめて書いたのだが、こういうことになるとそれは現実としてのしかかってくる。
CDが現れてもアナログレコードが残ったように、デジタル時代において銀塩フィルムを残していく方法(事業形態)はないのだろうか。。

ちなみにぼくが一番好きなKodakのフィルムはE100VS。
発色の強さから、人によってずいぶんと評価が分かれるフィルムだけどぼくは大好きで、今もかなりのストックを持っている。


「Kodakが見せる景色」_e0136330_3395143.jpg


「Kodakが見せる景色」_e0136330_3382250.jpg


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「Kodakが見せる景色」_e0136330_3391750.jpg
all foto by Kodak E100VS.


フィルムは現像しないと見ることが出来ない。
だから旅先で撮った写真はいつも帰国してから、記憶の中の風景と照らし合わせて見ることになる。
E100VSで撮った香港の「色」は記憶の中のそれともっとも近く、覗いたルーペの向こうからから香港の喧騒が匂いたってくるようだった。あの感覚を忘れることはない。
Kodakフィルムの存続を切に願う。

by jellyfishcafe | 2012-01-20 02:06 | I thinking


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