2011年 10月 11日
バルセロナを出てほぼ1時間ほどで眼下にバレアレス諸島が見えてきた。 最初に一番大きなマヨルカ島、続いて中くらいのイビサ島、奥には諸島の中でもっとも小さなフォルメンテーラ(Formentera)島が見えた。それにしても海が蒼い。 飛行機はそのまま定刻通りにイビサ空港(Eivissa airport)に到着。 空港は思ったよりこぢんまりした印象だったがそこはそれ。空港のショップからして早くもイビサらしさが炸裂していた。DFSよりクラブのショップがハバを効かせている空港は世界的にもかなり珍しいんじゃないだろうか。 普段は基本的に行き当たりばったりな旅ばかりなので移動時間もあまり気にすることがないのだが、この時はフォルメンテーラ島へのフェリーへの乗り継ぎ時間が少なくてそれを逃すと午後の休みでしばらく次便が出ないことを知っていたので珍しく時間が心配だった。おまけに事前に聞いた話では空港→港への道のりはよく渋滞しているとのことだったので、まずは少しでも早く港へと、空港見物もそこそこにタクシーに飛び乗った。 結論から言うと心配は全く無用だった。 乗り込んだタクシーは渋滞に遭うことなどなかったばかりか、ガラ空きの道路を140キロで爆走。通常でも30分かかると聞いていた道のりをわずか15分で港に着いてしまった。なんだか拍子抜けした気分。こういうことが旅ではよく起こるので余計に時間を心配しても仕方がないことを学ぶのだよなあ(苦笑) なお、シートに張り付いているのに夢中でこの間の写真はない。 そんなわけでイビサ港(Puerto de Ibiza)のフェリー乗り場に予定より1時間も早く到着。 タクシーを降りてフェリーのチケット売り場は何処だろうと、歩き始めた途端に道端で客待ちをしていたタクシーの運ちゃん達がぼくの顔を見て一斉に喋りだした。スペイン語なのでさっぱり分からない。怒ってるわけでもなさそうだし、きっと客引きだろうと思って無視してその場を通り過ぎようとすると、運ちゃん達はさらに大きなジェスチャーでその先に停泊していたフネを指差し、行ったほうが良いよ!という腕を振る。 実はそのフネこそ次のフォルメンテーラ行きのフェリーでまさに乗船が始まるところだった。フネの前には小さな箱を持った係の兄ちゃんがいてチケットはその場で直接買えたのでわざわざチケット売り場に行く必要もなかった。 さっき運ちゃん達が口々に言っていた意味がようやく理解できた。彼らは親切に教えてくれたのだ。 こう言ってはアレだがヨーロッパでタクシーの運ちゃんにあまり親切にしてもらった経験のないぼくは、こののっけからの気遣いにちょっと驚いてしまった。それは別に運ちゃんに限った話ではないことをその後ぼくは知ることになるのだけど。。 それにしても、あの運ちゃん達はどうしてぼくがフォルメンテーラに行くことが分かったんだろう。 イビサ港からは他にもたくさんフェリーが出ているのに。不思議だ。いまだによく分からないのである。
by jellyfishcafe
| 2011-10-11 01:51
| Spain2011
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