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2009年 10月 31日
「鱒の森4」
「鱒の森」No.4はハンドメイド特集。
1つ1つが宝飾品のようなハンドメイドルアーに目を奪われまくりです。そしてページをめくっていて思わず「日本の釣りはやっぱりスゴい」と呟いてしまいました。

トラウトルアーに限った話ではないですが、魚を釣るための道具にここまで情熱を注ぐというのは、世界広しと言えどもやはり日本人だけだと思います。
元々日本には、室町や江戸の頃から趣味の品に創意工夫と精緻な仕上げを施す文化ってのがあったわけで、「作る」や「造る」の他に「誂える」とか「拵える」というような言葉が生まれたのも、日本人のこういう気質に関係がある気がします。やっぱりそこには単純に"make"の一言では語れない何かがあるのだと思うのです。

もちろんルアーフィッシング自体は西洋の釣りそのものなのだけど、ハンドメイドTROUTの釣りは趣味を追求する情熱と手工業の職人気質とが創り出した、まさにジャパンオリジナルの文化だよなぁと感じ入りました。

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Thanks to Editor of Masunomori.


そんな「鱒の森」No.4。
今回はベストに忍ばせる小さな相棒について記事を書かせてもらいました。
一読いただければ幸いです。
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by jellyfishcafe | 2009-10-31 01:44 | Fishing
2009年 10月 28日
「No one says」
>>「八ツ場ダムを再検証 前原国交相、中止方針は継続」

先日ニュースを見ていたら、この八ツ場ダム建設問題について、地元らしき男性がこんなコメントを述べていた。
「50年もかかってまだ出来てないってのが全てだ。本当に必要なモノならとっくの昔に出来てる」

総予算4600億円のうち3210億円を使っていまだダム本体工事には未着手、周辺の道路や施設の工事も半分も終わってない、そしてこれからさらに完成までいくらかかるのかも分からない。
そんなダムを表現する言葉としてこれ以上の表現はないと思わず感心してしまった。

この建設中止について、こないだまで与党で今は野党になった政党のヒト達が「マニフェスト至上主義」などと非難しているようだけど、よくよく考えてみれば政権政党が公約を堅持実行するというのは当たり前なのであって、逆にこういう発言が軽々しく出てくること自体、彼らが「公約」というものをいかに今まで疎かにしてきたかという証だと思う。

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それにしても前原大臣というのはなかなか面白い人物だ。
底が見えないというか、どこまで考えているのかがあまり表情から伺えない。歴代の大臣にもあまりいなかったタイプじゃないだろうか。

ぼくは民主党支持でもなんでもないが、この国のダム行政に限界を感じている1国民ではある。
そして今のこの国のダム事業の中で、真っ当に治水利水の面から見直して「やっぱり必要」という判断となるものがどれほどあるのかは、(誰も言わないけれど)皆が分かっていること。

だからもし、この再検証においてダムの不要性をきっちりと実証してみせて、その上で「ほらね。なのでダム建設は中止です」と前原大臣がブチ上げたとしたら、ぼく個人としては彼に大きな拍手を送りたいと思う。
前原国土交通大臣のご手腕を拝見いたしたく。
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by jellyfishcafe | 2009-10-28 01:41
2009年 10月 26日
「GARAGARA」
元々、手洗い・うがいは結構する方なのだが、、最近は新型インフルエンザのこともあってさらに意識するようになった。旅先では思うように出来ない場合もあるのだけど、それでもトイレに行く機会には必ず手洗い・うがいは欠かさない。

で、モンダイは「うがい」のことである。
以前からもしかしたら?とは思っていて最近やっぱりと確信を得たのが、外国でうがいをすると周囲のヒトがすごく驚くということ。

いつもの調子でガラガラとやると、隣で手を洗っているヤツがギョッとして手を止め「うわ何やってんだコイツ」的な目で凝視しているのに今まで何度も気づかされた。
インドネシアでもマレーシアでも香港でもそうで、記憶にある限りではヨーロッパでも見た気がしない。特に最近はうがいの回数自体増えているものだから見られることも必然的に多くなった。

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うがいを見た彼らの驚き方というのがちょっと尋常ではないので、もしや外国ではうがいの習慣がないのかもと思って調べてみるとどうもそうらしい。はっきりした資料があるわけではないのだけど、ここいらあたりを見る限り、少なくとも感染予防を目的とした日常的なうがいはあまり一般的ではないようだ。
>>「世界うがい事情」

そりゃあまぁ客観的に考えてみると、一度口に含んだ水を吐き出すというのはさほど行儀の良い行為ではないのかもしれないが、個人的にはうがいの効果は大きなものがあると考えている。
そんなわけで、これからも地球の表で裏側で白い目を浴びながらもガラガラやろうと思う今日この頃。
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by jellyfishcafe | 2009-10-26 00:21
2009年 10月 23日
「cross each other」
香港は世界的な観光地なので、色々なところで写真を撮っているヒトを見かける。
もちろん今や圧倒的にデジタル派が多いのだが、ごくごく珠に銀塩派もいる。

遅い午後、OM-1を持って路地の坂を撮っていると、上から大柄の白人男性が奥さんとおぼしき女性と一緒に降りてきた。なにしろ露天だらけですれ違うのも気を使うような狭い路地なので路肩に寄って道を開けようとした時、ふと彼が持っているカメラが目に入った。
ぼくが「あ!」と思った瞬間、彼もぼくのカメラを見て「お!」という表情をした。

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Olympus OM-1 + ULTRON 40mm/f2 SL RVP100


彼のカメラは黒塗りのNIKON F3だった。
だいぶ使いこんでいるらしく、レンズ先端の塗料が剥げて銀地が覗いている。軍用品のようにえらくカッコいい。

すれ違う時に、彼に小さく「Nice camera!」と声をかけると笑顔で「You too!」と答えが返ってきた。
長い坂道の途中からなんだか急に足取りが軽くなったような気がした。
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by jellyfishcafe | 2009-10-23 01:21
2009年 10月 20日
「The Lucky Star」
少しの間、香港に潜伏しておりました。
久しぶりの香港と思ってましたが、よく考えてみると前回行ったのは昨年の7月なので実際のところ1年2ヶ月しか経っていません。
それでも久しく訪れていないように思えるのだから、ぼくの香港中毒もだいぶ重症化してるようです。

さてさて。
今回の旅の目的は、以前の日記で書いた消え行く中環の再開発地区を撮ることだったのですが、その前にまずは書いておかねばならないことが1つ。

到着後、ホテルに荷物を置いて香港島に向かうべくフェリー埠頭へ。
改札を通って乗り場に出るとなんとそこに待っていたのはトビラ絵の赤い彗星、赤いAsia's world city仕様の天星小輪!

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今まであれだけ縁がなかったのにいきなりどうして。。(笑)
絵に描いたような幸運にすっかり高揚しながら船内へ。

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当たり前だけど手すりや船体の内側も赤いわけです。
そんなところにイチイチ感動(笑)

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もちろん内心は今回こそ乗れたらいいなとは思ったけど、まさか1発目でアタリを引くとは思いませんでした。

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何かいいことあるかも、と期待させてくれる上々の滑り出しでした。

<追伸>
ところで、この「Asia's world city」キャンペーンはCathay Pacific航空が仕掛けているとばかり思ってましたが、実際は香港特別行政政府のプロモーションのようです。なかなか良いセンスだなぁと思います。
Yokoso! JAPAN」も負けていられません(笑)
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by jellyfishcafe | 2009-10-20 01:50
2009年 10月 15日
「now traveling..」
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Jellyfishcafe、休暇で少しの間留守にします。
またよろしく。
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by jellyfishcafe | 2009-10-15 01:47
2009年 10月 13日
「クラゲノアンテナ (tackle)」
【Jellyfish選:極私的裏番タックル】
写真を見てどこがタックルじゃいというヒトも多いかも知れないが、ぼくの中での分類ではこれらはれっきとしたタックルである。

・『Superfeet
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昨シーズンからウェーディングシューズに使い始めた高性能インソール。
脚力にあまり自信がないぼくは、以前は1日渓流を歩くと右足の内膝が痛くなることが多かった。これは長時間慣れない体勢で無意識のうちに利き足の右足ばかり使ってバランスをとっていることによるものだと思われた。
しかし、釣友の薦めでこのインソールを試してみたところ、2日間フルで渓を釣り歩いても内膝の痛みはまったくナシ。疲労度も格段に小さくなった。歩きやすくするためのソールではなく、歩行の重心バランスをとるためのソールというのが大きなポイントなのを実感。
値段は少々張るがそれ以上の働きはきっちり果たす小さな巨人。
このテのインソールは、アウトドアやランニングスポーツのハイアマチュア以上向けというイメージがあるけど、むしろ普通のヒトへこれらの趣味の間口を広くするチカラの方が大きいのではないかと思う。


・『CASKET PACKROD CASE
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CASKETの渓流用5.2ftパックロッドに付属の専用ケース。
黒い梨地塗料でコーティングされた見た目の良さもさることながら、肉厚のアルミ製で作りが非常に頑強。
おかげで雑多な荷物で溢れかえるトランクの中にも安心してロッドを放り込むことができ、荷物1つの(手にロッドを持たない)移動が何より快適。
フタの開閉はメタルの捻じ込み式。かなりしっかり閉じられる構造で、ゴム製のリングパッキン付きのため、砂や水などの侵入の心配もまずなさそう。
たかがロッドケースにここまで必要かと思う向きもあるかもしれないが、飛行機や鉄道での釣り旅ではこの頑強さが頼りになるし、オーバースペックの製品が持つ余裕は旅ではそのまま安心に繋がると思う。
現在のところ、ケースのみの販売や他サイズの展開がないのが残念。
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by jellyfishcafe | 2009-10-13 01:58 | クラゲノアンテナ
2009年 10月 11日
「Word that no one knows」
>>「<JAL>燃料節約大作戦 二酸化炭素削減へ試験飛行」

4人家族がハワイ旅行に行った場合に飛行機が出すCO2排出量は、その家族が消費するレジ袋の400年ぶんを超えることをご存知だろうか?
逆に言うと、いくらレジ袋を節約しても一度ハワイに行ってしまえば、一生ぶん以上のマイナスをくらってしまうことになる。だからといって、レジ袋の節約がまったく無駄かというとそれはそれで(誤差並みに僅かだとしても)CO2削減には貢献しているわけで、そうとは言い切れない。ここらへんがとても難しい部分だと思う。

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写真はBOEING747-400の翼。
翼端についているウィングレット(折り返しの小さな翼)はこのシリーズに後から追加設計されたもの。
たったこれだけの小さな改良で、設計者自身が驚くほど飛躍的に航続距離と燃費が向上したのは有名な話だ。

「エコ」という言葉は現代において、もっとも知られていながらそれが示す本当の意味はまだ誰も分からない。
そんな言葉なのかもしれない。
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by jellyfishcafe | 2009-10-11 02:05
2009年 10月 08日
「Asian Typhoon」
台風18号が稀に見る強さのまま接近中。
北関東でも夜になって急に風雨が強くなってきた。久しぶりの列島縦断コースになりそうで各地の被害が心配である。

台風18号のアジア名はMelor(メーロー)、マレー語でジャスミンの意味だそうだ。
しかし、前々から思っていたのだけどこのアジア名のセンスというのは一体どこからくるのだろうかと思う。

アメリカやオーストラリアでは、ハリケーンには女性の名前をつけることが多いが、あれはハリケーンの動きが女心のように読めないことからきてるらしいから、これはまぁ納得(笑)。
比べて、アジア名ときたら花の名前はまだ良いほうで、魚や虫の名前や観光地名、あげくの果てには名物料理の名前までついている。少しでも静かに穏やかにおさまってほしいという願望からくるのか、ある意味ブラックジョークなのか、このあたりがさっぱり分からない。

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個人的には、おそろしい災害をもたらす自然の強大な力なのだから、聞いただけで皆が震え上がるような名前がリアルで良いんじゃないかと思ったりする。
「魔王」とか「赤鬼」とか、「秘密警察」とか「追徴課税納付書」とか。
あんま変わんないか。。。
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by jellyfishcafe | 2009-10-08 01:43
2009年 10月 05日
「Convergent Evolution」
長らく続いていた多忙モードがようやく一段落。
週末はナナメ読み後に放っておいたナショジオのバックナンバーを転がりながら再読。

6月号のカワイルカの記事が面白かった。
カワイルカは南米や中国など大きく世界の4箇所に生息しているが、生物学上の分類は4科4属なのだそうだ。つまり4種類のカワイルカは決して近縁とは言えず、それぞれ種としてかなり独立しているらしい。

馴染み深いところで例を出すと、イワナはサケ科イワナ属でヤマメはサケ科サケ亜科タイヘイヨウサケ属。
少なくとも釣り人感覚ではイワナとヤマメはかなり違う魚だが、生物学的には科が同じなのでこれは近縁ということになる。それに比べて、見た目は非常に似ている4種類のカワイルカは、実際にはイワナとヤマメの違いより遥かに上のレベルで異なる生き物となるわけである。
生物学的に離れた種が、進化の過程で似通った姿形となることを収斂進化(Convergent evolution)と言うらしいがカワイルカはその典型的な1つの例らしい。

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これはつまるところ、生物の体の形状を作っているのは生物自身の意思ではなく、生息する環境だということなんだと思う。もっと突っ込むと生物自体には決まった形がないとも言えるのかも知れず、SF映画に出てくるフニャフニャで何にでも形を変えられる宇宙人はある意味、この星の生き物の姿そのものなのかもしれない。

そして今まさにこの瞬間も自然界の生物は、環境に少しでも適応しようと必死こいて進化しているわけである。
生息環境に自らを合わせるのをやめて、自らが生きやすいように環境のほうを変えていくヒトは、もはや生き物としての法則を失っているのかもしれないなぁと感じさせられた今日この頃。
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by jellyfishcafe | 2009-10-05 23:31