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2009年 04月 29日
「鱒の森2」
「鱒の森」No.2は幻のイワナ特集。
(この場合、"幻"は"イワナ"ではなく"特集"にかかることに注意 笑)
ちょっとだけ"鱒の森カラー"が出てきた気がする2冊目だけど、読み応えのある内容は変わらずでした。

渓流釣りが好きな人々たちの間では、イワナよりヤマメ・アマゴの方が魚格が高いとされる傾向があるけれど、個人的感覚ではイワナもヤマメもほぼ同列だったりします。
というのは、北関東では里川を含めてヤマメの釣れる川は結構あっても、イワナが釣れる川というのはそれなりの場所(山)に出かけていかないとないからで、だから子供の時分からヤマメよりもイワナのほうが単純に貴重な魚というイメージがありました。
そんな少年期のすりこみのせいで今でもイワナを手にするとちょっと「特別なモノを手にした」感覚があって、おかげで世に言う「イワナの落胆」を味わわずに済んでいます。

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Thanks to Editor of Masunomori.


実際のところ、渓流では良いイワナを釣るより良いヤマメを釣るほうが遥かに難しかったりするわけですが、それでも背中にくっきりとした斑点を持ち、お腹がオレンジのイワナが釣れると、なんだか必要以上にシャッターを切っている自分がいるのに気づくのです。

そんな「鱒の森」No.2。
今回は2000字のフィ・・じゃなくて、コラムの森を1本書かせてもらってます。
一読いただければ幸いです。
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by jellyfishcafe | 2009-04-29 01:25 | Fishing
2009年 04月 26日
「ありえない話」
大雨の朝、インターフォンの鳴る音で目覚める。
外を見てみると体格の良い男が2人。

「すいません。警察のものですがちょっとよろしいですか?」

ガ、ガサ入れだっ。。とうとうきたか。。
一瞬、"窓から雨どいを伝って逃走"という昭和刑事ドラマな光景が頭をよぎる。
しかしケガしそうなのでやめてドアを開ける。

「朝からすいません。実はこの男を追ってまして・・」

話を聞くと、昨日水戸の警察署から脱走した犯人がどうも近所に潜伏している可能性があるらしい。見ると周囲の道路もコンビニの駐車場も警察車両だらけで大騒ぎであった。

さっきまで逃走を企てていたオトコは急に正しい納税者の顔をして、
「大体、居眠り中に取調室から逃走ってありえなくないっスか?鉄格子一本外したってそんな簡単に取れる鉄格子ってなんスか?ドリフじゃないんスから・・」
と饒舌になるのだった。。

>>「水戸署の容疑者逃走:取り調べ中に 水戸署騒然 /茨城」
>>「「取調官尿から睡眠薬=お茶に混入、容疑者逃走事件-隠避の知人2人逮捕・茨城県警」

どうでもいいけど本当にありえん。。。
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by jellyfishcafe | 2009-04-26 02:22
2009年 04月 25日
「Untold stories」
若い頃のぼくは日本が嫌いだった。
いつかなんとかしてこの国を脱する方法はないものかと常に頭の隅で考えていた。

しかしだんだんと考え方が変わり今では違う。
外国を旅する機会が多くなるにつれ、ぼくは自分の生まれた国が好きになった。
自分の国の歴史や気候、言葉や風習が実はとても好ましいものだと再発見することができた。
海外を見るという行為は、ある意味ミラー効果のあるフィルタを通して自分自身のバックボーンを改めて見るということでもあるのだと思う。

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でも時に、日本に心から幻滅してしまう瞬間がある。
酒に酔って失態をさらしたタレントはよってたかって悪人扱いするくせに、社会の上に胡坐をかく本当の悪人の所業はちっともニュースに上らない、
そんなこの国のあり方に嫌気がさすことが、たまにある。
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by jellyfishcafe | 2009-04-25 02:17
2009年 04月 23日
「Heliosphan」
桜ほど昼と夜とで表情の違う花もあまりないと思う。
昼間見る桜が華やかで饒舌なのに比べて、夜見る桜は言葉少なで、下手をすると狂気を連想させるほどの妖しさに満ちている。桜を見ながら呑む酒も昼と夜とではまるで味が違う気がする。

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どちらも魅力的であるけど、ぼくは生き物としての植物の怖さを感じさせる夜桜が好きだ。
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by jellyfishcafe | 2009-04-23 01:56
2009年 04月 20日
「Tears of Panda」
NATIONAL GEOGRAPHIC 3月号の特集は「世界遺産・九寨溝」。
天下のナショジオがそんな有名な景勝地を取り上げた特集だったから、きっと直球勝負で九寨溝の魅力を称えるものなのだろうと思っていたのだが、読み始めるとその予想は大きくハズれた。

九寨溝を語る筆者エドワード・ホーグランドのテキストは辛辣さに満ちていた。
1日18000人の観光客を受け入れるために保護区内に作られた70キロに及ぶ遊歩道、階段、展望台。
大型観光バスのための駐車場や80軒あまりのホテル、本来の生息地から動物園に集められたパンダやトラ。
自然遺産としての九寨溝の価値を理解せずに観光資源としてしか見ていない中国政府の施策を痛烈に批判していた。
そして、そこに添えられたマイケル・ヤマシタが撮った九寨溝の哀しいほどに美しい写真が、自然遺産ではなく見せかけの美しい庭園になりつつある現在の九寨溝の運命を強く印象付けていた。

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ホーグランドはこう書いている。
この谷では、パンダのポスターが至るところに貼られている。だが、黒い眼帯をつけたようなその目は、かわいらしいというより、涙ににじんでいるようで悲しげだった。」 (from NATIONAL GEOGRAPHIC 2009-3)


最近読んだものの中で一番印象に残る記事だった。
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by jellyfishcafe | 2009-04-20 01:29
2009年 04月 18日
「Meltphace 6.」
製品を設計する時にあらゆる事態を想定することが性能を向上させるのはどんなモノでも同じこと。
まして高度な技術が複雑に絡み合うシステムであれば尚更それが要求される。

けれど一番重要なのは可能な限り実際の使用環境にあわせて製品をテストすることだ。
そんなの当たり前だと思われるかもしれないけど、世の中にはなかなか「実際の環境」でテストできない製品も多くある。にも係わらず、いざ実際に使用される時には最初の一回目から確実に動作することを要求される。
そんなシビアなモノがたくさんあるのである。

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"E-767 AWACS"


だから、そういうモノを「実際の環境でテストできる機会」は作り手にとってむちゃくちゃ大切な機会なわけだけど、忘れてはならないのは、その機会は同時に対峙する側にとっても涙が出るほど貴重なデータが収集できる千載一遇のチャンスでもあるということ。
打ち上げたミサイルの弾道、潜水艦の音紋、一度データを捉えてしまえばその力の何割かを失わせることが出来る現代において、力を直接見せ付けるデモンストレーションは麻雀で自分の配牌を見せることと同じ意味を持つのだと思う。

写真は航空自衛隊のE-767 AWACS。
21世紀では「戦闘機」という言葉はこの種の航空機に付けられるべきものなのかも知れない。
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by jellyfishcafe | 2009-04-18 01:08
2009年 04月 15日
「Second GR」
年々歳をとるごとに買い物に慎重になってきている自分を感じるのだけど、今回は久しぶりに衝動買い。
Ricohのデジタルカメラ、GR DIGITAL IIを買った。
しかし、厳密に言うとこのGR DIGITAL IIはいずれは買おうと決めていたモノなので、そういう意味ではいわゆる衝動買いというのとはちょっと違うのかもしれない。

銀塩GRで写真を始めたぼくにとって、GR DIGITAL IIはずっと頭の片隅にあったカメラで、売り場で見かけるたびにいつもいじり倒していたのだが、既にCONTAX Tvs Digitalがあること、まだまだ銀塩GRから離れたくないこと、などの思いから心惹かれながらもじりじりと購入を先延ばしにしてきた。

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だが、そろそろデジタルGRの後継機のウワサが聞こえ始め、現行機は生産中止が近いんじゃないかというムードになってきたのをきっかけに、GR DIGITAL IIはぼくの思いを見透かしたかのように数ヶ月で急降下爆撃機もびっくりの怒涛の値下がりを繰り返し、見るたびに目がクラクラするような価格になっていった。
そして先週、とうとうもはや暴挙と言える価格で売られているのを発見して、その場で反射的にボタンを押してしまった。
その瞬間、なにかこう我慢に我慢を重ねた御叱呼を放出したかのような解放感があった(笑)

銀塩GRと共存させたいので、ワイコンつけっぱなしで21mm専用機にしてしまおうかと思案中の今日このごろ。
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by jellyfishcafe | 2009-04-15 01:51 | Camera & lense
2009年 04月 13日
「Pasar malam3」
夜市ならではの味と言えばこのあたり。
LEKORという魚のすり身を揚げたもの。
たぶんメジャーなスナックなのだろうけど夜市以外で売っているのを見たことがない。

大抵黒いのと白いのと2色あって黒い方がすり身がちょっと荒挽きで、白いほうのすり身は蒲鉾のような食感。もしかすると魚の種類が違うのかもしれない。

衣が硬めなので口に入れた瞬間はちょっとモサモサするが、噛んでいると魚の旨みがじんわり出てきてなかなかウマい。お好みで甘辛いタレの袋がついてくるが個人的には無くてもOK。
値段は1袋に10片くらい入って1RM(約28円)。バサバサとビニール袋に入れてくれる。

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"LEKOR"


困るのは、食べているとものすごくビールが呑みたくなることだ(笑)
飲みたくてもビールは売っていないので、全部は食べずにホテルに持ち帰ってつまみにしたりする。しかしその頃には冷えてかなり硬くなってしまう。このへんがヒトツ難しいところである。

ものすごくウマい!というわけではないのだけど、モグモグやっているとなんとなくホッとする。
そんな素朴な旨さである。
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by jellyfishcafe | 2009-04-13 01:54 | malaysia2009
2009年 04月 12日
「Pasar malam2」
屋台の並びを冷やかしながら歩いて行くと、なんだかどこかで嗅いだことのある匂いが漂ってきた。
ふと見ると、そこには一瞬ここがマレーシアであることを忘れてしまうような屋台が出ていた。

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「これ・・・大判焼き?」
その形といい、つぶ餡らしき具といい、焼き台といい、どうみても日本の大判焼(今川焼き)そのものであった。
思わず声を上げると、焼き台でせっせと作業していたおっちゃんが顔を上げ、ぼくの顔を見るとニヤリと笑ってこう言った。

タイヤーキ

「タ?タイヤキ?!」

「ヤァ。タイヤーキ」

そう言っておっさんが傍らを指差すとそこにはデカデカと「TAIYAKI」と書かれたプレートがあった。

「い、いやーこれは。。
 あのですね。タイヤキって鯛の形してるんです。フィッシュ・シェイプなんです。
 あれ・・聞いてます?」

というようなことをモゴモゴと申し上げたのだが、おっさんは「何も知らない可哀想な極東亜細亜人」を見る視線で同情のこもった笑みを浮かべながら
タイヤーキ
と優しく、しかし断固として繰り返すのであった。

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”TAIYAKI"


結論:langkawiのタイヤキは丸い。
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by jellyfishcafe | 2009-04-12 01:29 | malaysia2009
2009年 04月 10日
「Pasar malam」
ニュースを見回しても、暗くなったりげんなりしたりするものばかりなので、langkawiネタをもう少し。

東南アジアには夜市の習慣がある国が多いが、マレーシアの夜市も特色があってなかなか面白いので滞在中に一度は覗きに行く。特にlangkawiは小さな島にも係わらず、毎日日替わりで島内のどこかで夜市が開かれていて、そういう意味では夜市天国とも言える島でもある。

マレーシアの夜市はPasar malam(パサ・マラン)と呼ばれるもので、中華系のものとマレー系(というかムスリム系)のがあり、ここlangkawiではマレー系のものが多いようだ。
実際のところ、マレーシアのPasar malam自体がラマダン中のムスリムの夕食イベント(日没後の1日1回の夕食はお祭り的に華やかになる)から始まって年中開催になったという話もあるらしい。

今までは一番大きなKuahのマーケット(水・土)にばかり行っていたので、今回はよりローカル色を求めて、島の北端にある小さな村Air Hangatでの金曜のPasar malamを覗いてみた。
実際、Air Hangatのどこらへんでやっているのかは全然知らなかったのだが、まぁ行けばなんとかなるだろと思い出発。予想通り、村の中心に差し掛かるとたくさんの車・バイクが路駐してあり、道端のヒトがぞろぞろと同じ方向に進んでいるので場所はすぐに分かった。

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Pasar malam - Air Hangat


村内を横切る道路沿いの空き地にたくさんの屋台がコの字形に並んでいる。
小規模だと聞いていた割には人がめったやたらと多い。昼間の村の風景からは想像も出来ない人出で、こんな小さな村のどこにこれだけのヒトがいたのだというくらいの賑わいである。
Kuahのような街の夜市が賑わうのは分かるが、ここのは明らかに開催規模と人出が一致していない感じ。村民にとっては週1の楽しみなイベントなのだろう。

食べ物や飲み物。おもちゃやCD。Tシャツやサンダルなどの衣料品。山盛りの野菜とトロピカルフルーツ。
パッと見たところ、売っているものはKuahの夜市とさほど変わらないようだったが、客層が異なっていた。
Kuahのとは違って日本人どころか観光客の姿も全く見えない。マレー系とインド系のヒトばかりでローカル度は120%。
もちろんムスリム色も満点なので豚肉やアルコールなどは当然売っていない。

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焼き飯におかずをのせた持ち帰り弁当の屋台。魚のフライなどもある。


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ピーナッツクリームをパリパリの焼き皮に挟んだクレープみたいなお菓子。


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野菜やフルーツは全て計り売り。雨季になるともっと多くの種類が並ぶ。


話はズレるが、毎度こういう場に入ると猛烈に見られる。いわゆるガン見というヤツである。
特に小さなお子様などは、象がタップダンス踊っていてもそこまで凝視せんだろうというくらいにじーーっと見てくる。こちらから笑いかけたりピースサインをしたりしてみても、まったく反応せずさらにじーーーーーーっと見られる。澱みの無い澄んだ視線がとてもイタい(笑)
場所が場所だし、明らかに風体の違う極東亜細亜人なので無理もないのだが、いつも自分が「異邦人」であることを痛烈に感じさせられる瞬間でもある。

長くなったのでつづく。。
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by jellyfishcafe | 2009-04-10 01:07 | malaysia2009