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カテゴリ:fotography( 64 )

2015年 09月 06日
「Waiting for the Rainbow」
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Changi Airport, 2015.


今月のトビラ絵を更新。
最近考えるのはヒトにとって幸せな技術とはなんだろう、ということ。
僕は一応技術職の端くれでメシを食ってる身なのだけど、自分の技術が果たして
世の中の幸福に役立っているかは実はあまり自信がない。
おそらく「世の中の便利」には役立っていると思う。しかしそれがそのまま「幸福」に
繋がっているかはまた別問題だからだ。
日本の技術は実際とても高度だ。そして年々その進化は加速している。
けれどその高度で加速した技術はヒトの笑顔に結びつくかというとちょっと違うと思う。

写真はシンガポールのChangi空港にあるソーシャル・ツリー(social tree)。
周囲の端末で写真を撮ってツリーに転送すると画面に表示される。SNSとの連携も出来る。
写真はそのままツリーに保存されて定期的に表示され、いつの日か再びここに来たときに
何年も前の自分の姿を呼び出して見ることが出来る。

これ技術的にはツリーの形をした大型のデータサーバに過ぎない。保存と呼び出し。それだけ。
けれどなんなのだろう、この愉しさと幸福感は。
ツリーの隣のカフェでコーヒー飲みながらしばらく眺めていたのけど、その間、世界から
集まったあらゆる人種の旅人が嬉々として写真を撮っては笑顔で去っていった。
幸せな技術ってなんだろうな、と思う。





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by jellyfishcafe | 2015-09-06 21:33 | fotography
2015年 07月 05日
「Hello,world!」
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Hongkong, 2014.


今月のトビラ絵を更新。
7月になるとTVで香港の風景を良く見るようになる。
7/1の香港返還記念日がニュースに上るからだ。
毎年その映像を見ながら「あー香港いいなあ。行きたいなあ」と能天気に思っていた。

でも今年、流れる香港の映像を見てもいつものように楽しい気持ちにはならなかった。
その映像の向こう側の空気には去年までとは明らかに違う「緊張感」が漲っていたからだ。
見た目には変わらないその景色が、迫りくる巨大な紅い波に立ち向かう香港の姿に僕には見えた。

香港は紅い国に向かって開かれていない。
あの街は世界に向かって開かれている。




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by jellyfishcafe | 2015-07-05 01:20 | fotography
2015年 04月 06日
「Killing Me Softly」
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今月のトビラ絵を更新。
先日書いたように僕は基本的に桜よりも梅派。
白く華やかで「ほら見て!ワタシって綺麗でしょ?!ホホホ!」という「意識高い系」
みたいな感じで乱れ咲く桜よりも、まだ空気がピリリと冷える中、しわがれた木から
ひっそりと小さく丸い花をつける梅の可憐さのほうが断然好みだ。
個人的にこのセオリーは好きな女性のタイプにも反映されている(笑)

しかし、そんな僕でも夜桜は好きだ。
夜桜、特に夜の染井吉野の妖しいまでの艶気はちょっと言葉で表現できないような
何かがある。
専門家でもなんでもないから詳しいことは知らないけれど、個人的にはあれはやっぱり
ヒトの手が創り出したところに美しさの理由があるんじゃないだろうか。
一代交配種で接ぎ木しないと繁殖(というか増殖)しない染井吉野には、だからこそ、
ヒトの「情念」としかいいようのない何かが憑依している気がしてならない。
その恐怖ぎりぎりの魅力があれだけヒトを惹きつけるのだと僕は思っている。




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by jellyfishcafe | 2015-04-06 22:44 | fotography
2015年 03月 03日
「Forest of Regarte」
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今月のトビラ絵を更新。
写真はホノルルのダウンタウンで撮ったもの。
世界中どこの都市に行っても下町が気になる性分なのだけど、その中でも特にピンと来る下町が
いくつかある。ホノルルのダウンタウンもそんな一つ。

極私的エエ感じの下町の条件は「匂い」だ。
良い下町(というか僕が好きな下町)は必ず似たような埃っぽい匂いがする。
どんなにディープな街並でもこのテの匂いがしないとピンとこないし、逆にホノルルのダウンタウン
なんかは東南アジアに比べれば、さほどディープタウンではないけど、なんと言っても匂いが圧倒的に
「下町」している。

嗅覚は視覚や聴覚よりもダイレクトに脳の奥深い部分とリンクしているというけど、あの「匂い」で
「あ、ここ好きだ!」とピーンと来る感じはまさにそれを表しているような気がしてならない。




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by jellyfishcafe | 2015-03-03 01:46 | fotography
2015年 02月 13日
「Sands of Time」
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今月のトビラ絵を更新。
写真は香港は中環、ヒルサイドエスカレーター沿いでの一枚。
香港はなにしろ大都市で高層ビルばかり。それはつまり風景に「横の広がり」が
あまりないということでもあります。じゃあ退屈かというとそんなことは全然なくて、
この都市構造が反対に様々な「縦の風景」を生み出していて魅力的な被写体に
事欠きません。特にこの中環のヒルサイドエスカレーターから上湾方面に向けての
地区はハイパーなシティとコテコテの下町が同居していてたまらない魅力があります。

残念ながらここも再開発によって以前とはだいぶ変わりつつあるけど、僕に
とっては今でも「個人的香港に着いたら真っ先に行きたい場所」です。




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by jellyfishcafe | 2015-02-13 01:29 | fotography
2014年 12月 02日
「One More Day」
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NorthPoint, Hongkong, 2010.


今月のトビラ絵を更新。
先にも書いたけど、このところ香港のデモが気になって仕方がない。
2017年に向けて香港が大陸化していくことで今回のような「歪み」が起きることは
もう何年も前からずっと分かってたことで、ぼく自身今まで香港に行くたびに少しづつ
押し寄せてくる大陸の影響を肌で感じてきた。

けれどそれでも。
香港が今まさに大きな変化、それも望まざる変化を強いられてるのを目の当たりに
するとその行く末が気になって仕方がない。
おかげでこのところ、自分でも驚くくらいに寝ても覚めても香港のニュースばかり
チェックしてるし、夜はずっと占領区のLive映像を流しっぱなしにしてる始末。
妻はもうとっくに呆れていて「前世は間違いなく香港人だったに違いないよ・・」
などと笑わない目で言っている(苦笑)

なんと言われようと自分でもどうしようもないのだから仕方がないのだ。
そして先日とうとうたまらず香港行きのチケを取った。
今現在の香港のリアルを実際にこの目で見たい。ただそればかり思う今日この頃。




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by jellyfishcafe | 2014-12-02 02:03 | fotography
2014年 11月 06日
「Lifted Butterfly Effect」
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今月のトビラ絵を更新。写真はリスボンのベレンで撮ったもの。

セグウェイが世紀の大発明と言われて随分と経つけど、相変わらず日本では
ほとんど姿を見かけない。
価格の他に日本では道交法の関係で公道が走れないのが大きな要因だと
だいぶ前に聞いたけど、その後も状況はあまり変わってないのかも知れない。
じゃあ元祖欧米ではバンバン走ってるかというとどうもそうとも思えない。
観光地でガイド付き体験ツアーや、たまに警官や空港職員が使ってるのを除くと
やっぱり一般にはなかなか見かけない。

「良いモノは必ず評価されるのだ!」と鼻息荒く言うヒトがいるけど、本当にそうだろか。
ヒトや世の中の評価ってそんな白黒はっきりした単純なものじゃないのではないか。
そのモノを取り巻く様々な周辺の事々と長い年月が複雑に絡み合って初めて価値が
形を成すものなんじゃないだろうか。

セグウェイの母艦に使われてたシトロエンのHバンがそのことを低くて太い声でぼくに
話しかけてるように思えてならない、そんな一枚。
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by jellyfishcafe | 2014-11-06 00:01 | fotography
2014年 10月 05日
「Spirit Inspiration」
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今月のトビラ絵を更新。
写真は11月にリスボンで撮ったもの。本来11月のリスボンは日本の晩秋同様
かなり冷えこむらしいが、この時訪れたときはまるで初夏のような天気と気温で
半袖の服の持ち合わせがなくて困った記憶がある。
今写真を見返しても夏みたいな空だ。
反対に今年の夏のリスボンは後半やたら涼しい日が続いて、あっという間に夏が
通り過ぎてしまった感じらしい。

最近は日本の気候も毎年「異常気象」続きで、もはやそれが「通常」になりつつ
ある。そして土砂崩れに火山の噴火、過去最大級の台風直撃と最近の日本列島は
あまりに自然災害が続く。
いつもより暑い、例年よりだいぶ寒い。。そんな日々の小さな傾向が何かを物語って
いることがあるのかも知れないなと思う今日この頃。
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by jellyfishcafe | 2014-10-05 22:18 | fotography
2014年 09月 02日
「The Other Shore」
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今月のトビラ絵を更新。
写真はモルディブで撮った宵の一枚。
このくらいの時間の夜空が好きで旅先でも良く撮るのだけど、ふと思うのはこの時間の
月というのは何時、何処で見ても同じ表情を見せるよなということ。
これが太陽だと南国と北国じゃ全然違うし、季節によってもどうだ!と力強かったり、
ヘナヘナと弱々しかったりするけれど、月はと言えば、南国でも北国でも夏でも冬でも
いつも同じ顔色ですぅっと佇んでいる気がする。

古くから詩や歌詞に詠まれるのは太陽より月のほうが多かったそうだけど、それは
どんな時も表情を変えない月の不変さが人心を惹きつけるからなのかも知れない。
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by jellyfishcafe | 2014-09-02 23:33 | fotography
2014年 08月 04日
「Easily I Fell」
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今月のトビラ絵を更新。
このところ北関東は連日猛暑の真夏日続き。
少し前、この夏は冷夏になるとかいう長期予報をどこかで見たような気が
するのだがあれは幻だったのだろうか。

去年あたりまでは暑さがこたえるのは年のせいかじゃないかと思ったり
していたが、いやいややはり違う。明らかに年々暑さが厳しくなっている。
おかげで色々やらなくちゃいけないのに、何一つ手がつけられずにいる。

北関東がそんな状況なのに、TVのニュース映像では四国で三日間で
三か月間ぶんの雨が降ったと叫んでる。
この国の夏はいったいどうなってしまうのだろう。。
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by jellyfishcafe | 2014-08-04 01:10 | fotography