カテゴリ:Italia2009( 12 )

2010年 01月 31日
「Mercato Centraleに行く話-3」
フィレンツェの中央市場はパスタやワインなどの店はもちろん、魚介類もかなり充実していた。
イタリアらしいなと思ったのは、マグロやサーモンといったメジャーどころから、タコを初めとした他のEU諸国ではあまり食べなさそうな魚もここではしっかり市民権を得ているように見えることだ。
このあたり、魚食の民であるジャポネーゼとしては大変親しみが沸いてしまう。

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バールに行くとこの小ぶりなイワシをタマネギと一緒にオイル漬けしたものがチケッティ(小皿のつまみ)で出てくるのだが、苦味が少なくて身が締まっていてすごく美味い。おかげでついつい飲みすぎる。

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いいかい。魚を食べると頭が良くなるんだよ。魚はぼくらを待っているんだよ。
だけどね。おぢさんは魚をたくさん食べてきたんだけど効果は今ひとつだったみたいだ。
人生は思うようにいかないことのほうが多いんだよ。

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それにしても市場の魔力とはスゴいもので、さっきホテルで朝食をたらふく食べてからまだ2時間も経ってないはずなのに、見ていたら本当に腹が空いてきた(笑)
市場を歩き回りながらぼくが考えていたのは、昼には何を食べようかということだった。
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by jellyfishcafe | 2010-01-31 01:56 | Italia2009
2010年 01月 29日
「Mercato Centraleに行く話-2」
市場に着いたとき、時計の針は既に10時を回っていた。
旅先におけるぼくのライフサイクルからすれば早い時間だけど、「市場標準時間」では10時というのは、朝のピークタイムが終わった一服感漂うぐだぐだな時間だ。ちなみにこの市場標準時間は全世界共通なのであった。

そんなわけで市場内は客の人出も比較的まばらだったのだが、おかげでゆっくりと品物を見ることが出来たし、様々な試食にもありつくことが出来た(笑)

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生チーズを撮ってたらおじさんが試食させてくれた。美味し!Bellissimo!

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しかし、バカげた疑問なのは分かっているのだけど、一体パスタというのはどのくらい種類があるんだろう?
ケースにズラリと並ぶ、しかもよく見ると全てが違う種類のパスタ群を眺めていると、やっぱりそんな疑問がふつふつと沸いてくるのだった。

(つづく)
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by jellyfishcafe | 2010-01-29 01:47 | Italia2009
2010年 01月 27日
「Mercato Centraleに行く話」
普通、市場と言えば観光地や繁華街からはちょっと外れたあたりにあることが多い。
しかし、フィレンツェ中央市場(Mercato Centrale)はその名の通り、市街地のド真ん中にある。
どのくらいド真ん中かというと、フィレンツェ中央駅から徒歩3分、有名なドゥオモからは徒歩1分、つまりイタリア屈指の観光スポット群のすぐ隣に市場がどーんと建っている。

日本で例えるなら東京タワーの隣に市場があるような感じだろうか。
中心街や観光スポットのすぐ脇にいきなり市場があるという図式は、まるで香港の街市みたいである。
もちろん眺めや売っているものは大違いなのだけど。。

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周囲をぐるりと露天に囲まれた左手の建物がフィレンツェ中央市場。
あのミラノのアーケードを造った建築家の手による由緒ある建物だそうだ。このあたりがまたフィレンツェらしいというかイタリアらしいところだと思う。

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フィレンツェがあるトスカーナ州はワインはもちろん高品質な牛肉の産地としても有名。
これが香港だと担ぐのはまるっと豚1頭になる(笑)

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ちなみに「都市の象徴となる場所とその街の市場の距離はその国における食文化のレベルを表す」というのがぼくの勝手な持論である。
香港にしてもこのイタリアにしても、世界が認める「食の国」は「市場が近い国」でもある。
・・ような気がする。

(つづく)
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by jellyfishcafe | 2010-01-27 01:45 | Italia2009
2010年 01月 13日
「Under her spell」
正月気分も抜けたところでトビラ絵を更新。
写真はイタリア西海岸の小さな村、Vernazzaで撮ったもの。

Cinque Terre(チンクエテッレ)という世界遺産の一部であるこの村は、なにしろ世界遺産になるくらいだから旧き時代の姿を残しているたいへん美しいところ。
しかし、世界遺産と言っても普通にそこで暮らしているヒトも当然いるわけで、その人たちにとって村は世界遺産以前に生活の場そのものでもある。ここはそうした生活感を感じる風景が多くあるのがとても良かった。

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サンセットを拝みに海岸に行くと、港近くの広場で地元の子供たちが遊んでいた。
風邪でもひいて親から止められてるのか、1人だけコロコロと厚着をした女の子が遊びの輪に加わらず離れたところから声だけかけているのがなんだか微笑ましかった。
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by jellyfishcafe | 2010-01-13 23:40 | Italia2009
2009年 12月 22日
「Pisaに行く話-5」
ドゥオモ広場を後にして中央駅までPisaの街を歩いてみる。
普通に歩いて20分くらい、カメラ片手に寄り道しながらフラフラ歩いてもせいぜい30分ちょっとの道程。手近なところにバールも多くあるのでお茶していくにも困らない。
午後の散歩としてはちょうど良い距離だった。

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Pisaの街はウワサに聞いていた通りの美しさだった。
単純にキレイというのではなく、品があって静謐な感じがする。夏のハイシーズンに訪れたら印象はまた違うのかもしれないが、とにかく歩いていてとても気分が良かった。

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通りから伸びるいくつもの細い路地や時折目の前に現れる小さな広場には、斜塔周辺の観光都市ムードからは想像もできないほどの静かで落ち着いた時間が流れていた。
古い街の空気が肩肘はらない日常の中に残っている、こういう街がぼくはとても好きだ。

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イタリアの地方都市は表情が豊かで本当に面白い。
元はと言えば、こうした地方都市は古くはそれぞれ別の都市国家だったのだから、ある意味当然なのかもしれないけどどの街も実に独特のカラーを持っている。
個人的には観光国としてのイタリアの魅力ってやっぱりこの多様性に尽きるのではないかと思う。そしてそれが変わらず現代まで残っているというところじゃないだろうか。

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Pisaと言うとやはり斜塔や大聖堂があるドゥオモ広場が目玉なので、電光石火のツアーバスはもちろんのこと、個人旅行客も多くがバスで直接広場まで乗り付けて、見物し終えるとまた広場から駅までバスで戻るというパターンでの観光が圧倒的に多いらしい。
だけど、Pisaのこの街並みを飛ばしてしまうというのはとても勿体ないと思う。もしPisaを訪れる機会があったなら1時間でもいいから時間をとって、この街を歩いてみることをおススメしたい。
あ、もちろん斜めの塔にも登るのもよろしいかと・・(笑)

--- END ---
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by jellyfishcafe | 2009-12-22 01:40 | Italia2009
2009年 12月 15日
「Pisaに行く話-4」
Pisaの斜塔は、
「建設してる途中で既に傾き始めていた塔を、どうにかなるんじゃないかと軽く修正など入れながらそのまま造り続けた結果、結果的にどうにもならなかったので、仕方ないから一応最上階の部分だけフラットっぽく造ってみたよグラッチェ!」
というモノスゴイ建造物である。 (注:私的見解大いに含みます)

日本人が作ったとしたら絶対こうはならなかったと思う。
「塔を斜めのまま建ててしまう」というのは日本人にとって許されない「逸脱」だからだ。
逆にあれだけ巨大で精密な大聖堂のような建築物を作る技術がありながら、斜めになっちゃった塔をまぁいんじゃネ?と片付けてしまえるところに、イタリアという国の両極性を見る思いがする。

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地上に降りて再び斜塔を見上げる。
楽器のように美しい音色を奏でる水平対抗12気筒のスポーツカーエンジンを造れるのに、4気筒の大衆車エンジンはなぜか煙を吹いてばかりだった、少し昔の愛すべきイタリアのことをぼくは思い浮かべていた。

(つづく)
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by jellyfishcafe | 2009-12-15 01:33 | Italia2009
2009年 12月 13日
「Pisaに行く話-3」
階上へ続くらせん階段を登っていると、実際に塔が傾いているのを自分自身の平衡感覚で感じる。登りながら重心がズレていくのが分かるというか、まっすぐ登っているのに足元がぐらつくようなヘンな感覚だ。
階段は見ての通りのすごい磨り減り具合。
コレで何年ぶんの磨耗なのだろう?

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8合目くらいで一旦外に出た後、ふたたび塔内に入り短い階段を登ると上層部に出た。数個の鐘を取り囲むようにして展望スペースがある。斜塔の上からみる景色は想像してたより見通しが利いて遥か遠くの山の方までよく見えた。

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高層社会に慣れた現代人でさえ結構感動するのだから、大昔のヒトがココに登ったときは見た風景にむちゃくちゃ感動したのだろうなあ、とこういうトコに登るといつも思う。
ちなみにここでもかなり傾きを感じるので景色を見ながら周囲を一周していると途中で滑り落ちそうな感覚があってなかなかのスリル。

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鐘の脇からさらに最上階へと続く小さな階段があって、その先が本当の最上階であり円形の環の形になっている。一応ここはそんなに傾いていないようだ。
下から見ているときには、斜塔のてっぺんは一体どうなっているんだろうと思っていたが、特に銅像やフレスコ画があるわけでもなくシンプルそのものだった。

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考えてみればこのPisaの斜塔というのは定時に鐘を鳴らすための鐘楼に過ぎないわけで、当然ながら広場の主役はフィレンツェでもローマでも大聖堂なのだけど、ここPisaに関してはそれが逆転してる感はあった。

(つづく)
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by jellyfishcafe | 2009-12-13 23:57 | Italia2009
2009年 12月 11日
「Pisaに行く話-2」
Pisa.S.Rossore駅から大学とおぼしき施設沿いの道を少し歩くと路線バスが走る大きな通りに出た。
通りを挟んだ反対側はもうドゥオモ広場である。
広場の入り口にある門をくぐると急に視界が開け、そこには「The世界遺産」でお馴染みの光景が拡がっていた。

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Pisaの大聖堂や斜塔の色はかなり白っぽい色をしており、それが青空とのコントラストと午後一番の陽射しに反射して余計に白く光って見える。
そういえば、晴れてるせいもあるけれど11月だというのに今日もやけに暖かい。というよりもむしろ暑いくらいだ。20度以上あるんじゃなかろうか。周囲のヒトもみな上着を脱いでいて、広場の芝生に寝転んでる人々の中には半袖で日光浴しているヒトも多かった。思ったより混雑もしておらず巨大な建造物がなかったらそこらへんの公園かと思うようなのんびりとした良い雰囲気だった。

広場内をざらっと見物した後、例の斜塔に登ってみる。
写真やらTVやらでさんざんその姿を見てきたPisaの斜塔だったが、実際にその足元に立ってみると、現物はイメージを遥かに超えて傾いているのに驚いた。

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GR-Dの水準器でちゃんと水平を出してこのくらい。
ほんと一歩間違ったらコレは真面目にヤバいんじゃないですか?というくらいの傾きなのである。
なるほどなぁ、これだけ傾いてりゃそりゃ有名にもなるよなぁとヘンなことに感心しつつ、塔の中に入りらせん状の階段を登り始めた。

(つづく)

P.S.
斜塔に登るには事前予約が必要。当日広場内のInformationで予約するほか、以下からネット予約も可能。
http://boxoffice.opapisa.it/Torre/index.jsp
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by jellyfishcafe | 2009-12-11 01:12 | Italia2009
2009年 12月 09日
「Pisaに行く話」
毎日、ワケのわからんニュースばかりなのでもう少し旅行ネタにおつきあいを。

今回のイタリアでは初めてPisaに行ってみた。
Pisaに行くチャンスは過去に何度かあったのだが、今ひとつ気勢が上がらず結局行かずじまいだった。
これはぼくの悪いクセで、ベタな観光地よりも下町あたりに潜り込むのが好きなせいで、有名観光スポットの見学をつい後回しにしてしまうのだ。そんなわけで、気づけばその場所を訪れたら皆が当たり前のように見に行くスポットを全然見ていないということが結構ある。ちなみにぼくは10回ほど香港を訪れているがビクトリアピークから夜景を見たのはつい最近のことだ(笑)
おまけにぼく自身、そんなに教会建築や美術館に興味があるわけでもないので(何しにイタリア行ってんだと言われそうだけど)、大聖堂が!斜塔が!と言われてもどうも何かピンとこなかった。

しかし、Pisaは街並みもきれいでちょっと散歩するには最適な街だというウワサを聞いて、それならヒトツ行ってみるかと出かけてみることにした。そしてせっかく行くのだし、たぶん2度訪れることはないだろうと思って、ついでに例の斜塔にも登ってみることにした。

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Pisa行きのRegionale。


フィレンツェからPisaまでは普通列車(Regionale)で約1時間ほど。
遅い朝食をとった後、まずはPisa方面行きの列車に乗るべくSMN中央駅へ向かう。
Pisa方面(Lucca行き)の列車の出発するホームは2番だったが、このホームが少々クセもので、実はSMN駅の1~4番ホームというのは5番ホームを歩いて行った途中の通路を左に入った奥にあるのだ。
入り口からパッと見ると全然見えないので分かりづらい。なんとなくだけどこの1~4番ホームがSMN駅のオリジナルホームなのかもしれない。

列車は定刻通りにSMN駅を出発。途中、セリエで馴染みのEmpoliやPontedara-Casciana.Tと行った駅に停車しながら1時間弱で目的のPisa S.Rossore駅に到着した。
ところで、Pisa市街には中央駅であるPisa Centrale駅と、街外れの鉄道分岐点にあるPisa S.Rossore駅の2つの駅がある。

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Pisa S.Rossore駅。ちなみに無人駅。


観光ガイドなどのPisa情報を見ると、斜塔や大聖堂のあるドゥオモ広場への行き方として中央駅で下車してバスで行くパターンばかりが書いてあるのだが、実際にはS.Rossore駅の方がドゥオモ広場に近く、徒歩5分ほどで行けるのでどう考えてもS.Rossore駅利用が良いと思う。

中央駅経由のアクセスがメジャーとなっているのは、おそらく駅に停車する列車の本数の問題(中央駅にはほぼ全ての列車が停まるが、S.Rossore駅には停車しない列車も多い)と、公共バスの利用で観光客にお金を落としてもらいたいPisa市観光局による可愛い陰謀のような気がした(笑)

(つづく)
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by jellyfishcafe | 2009-12-09 01:52 | Italia2009
2009年 12月 01日
「Six years later」
思えばイタリアに行ったのは6年ぶりであった。
なにしろイタリアと言えば1000年前のモノが普通に残っているような国なので、6年くらいでは何も変わることはないと思って行ったのだけど、実際には意外なトコで変化を感じた。

一番変わったなあと感じたのは公共交通機関の変化だ。
いや、というよりも交通機関を運営する側の姿勢の変化というべきか。
もちろんイタリア全土がこうではないと思うけど、ぼくが体験した変化の中で思いつくものをざっと挙げると以下のような感じ。

タクシー:
フィレンツェの空港から市内へのタクシー料金が定額制(22euro)になっていた。
以前のタクシーと言えば乗る前に値段交渉が当たり前。ましてや空港から乗る客は相場が分からないから大抵フッカケられてたのだが、今はタクシー協会発行のものなのかちゃんとした定額料金表のシートが座席前に提示されている。この定額制は空港だけなくアウトレットモール行きのタクシーなどでも実施されているらしい。

バス:
SITAのチケット売り場で時刻表付きの路線図を配布していた。
一番驚いたのは停車バス停を表示する電光掲示板が車内に設置されていたこと。(一部バスだけかも)

鉄道:
今回はフィレンツェをベースに毎日鉄道で周辺の街へ出かけていたので特に変化を感じた。
かつては運休、遅延、ストと何でもアリだったTRENITALIA(イタリア鉄道)だが、今回の滞在中に乗ったEuroStarやInterCityは全てが時間通りに運行されていた。
Regionale(各駅、準急)も殆ど定時運行。一度だけCinque Terreを走る各駅停車で10分程度遅れただけで、しかも表示通りにちゃんと10分程度の遅れで列車がきた(笑)
それから、時間前に出発した列車もなかった。いや、コレ以前は結構あったので笑い事じゃないのである。
(6分前に駅に着いたら列車は既に出ていたことがある)
やれば出来るコなんじゃんTRENITALIA!とこれには本当に驚かされた。

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交通インフラが正しく動いているのが当然だと思うのは、日本人の悪い癖であり、日本の良いトコロでもあると思うけど、大らかさがウリ?のイタリアもこのあたりはだいぶ変わりつつあるらしい。

もちろん旅行者にとって交通機関の信頼性が上がるのはすごく有難い。
だけど、イタリアの鉄道が日本のように精密に動く日を想像するのは何だかちょっとフクザツな気分でもある。
まぁ。それはないとは思うけど(笑)
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by jellyfishcafe | 2009-12-01 01:56 | Italia2009