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2015年 08月 01日
「30年前の16時間」
NHKスペシャル - 『日航ジャンボ機事故 空白の16時間 ~"墜落の夜"30年目の真実~』
犠牲者520人、生存者4人。単独の航空機事故としては史上最悪となった日航ジャンボ機の墜落事故から8月で30年。事故原因が様々な角度から検証されてきた中で、ほとんど顧みられてこなかったのが群馬県御巣鷹山の墜落現場を発見するまで関係機関の動きである。
墜落から生存者確認までに要した時間は、国内の事故としては異例の長さとも言える「16時間」。さらに救えた命は本当になかったのか。各機関の内部資料や当事者たちの初めての証言から、様々な事実が浮かびあがってきた。


Nスペ「日航ジャンボ機事故 空白の16時間」を見た。
番組では123便の墜落地点を特定するまでの紆余曲折を取り上げていて、それはそれで興味深い
内容だったけど、少し引っかかったのは当時の混乱を批判する論調が見え隠れしたこと。
これはこの件に限った話じゃないけど、高度情報化が進んだ現代の常識でこの時代の物事を
判断してはいけないと思うのだ。
今の16時間と30年前の16時間は違う。当時はGPSもネットも夜間作戦能力を持つヘリもなかった。
スマホ一台あればだれでも出来ることは当時は夢の技術だった。
それを今の感覚で「何故○○出来なかったのか」と論ずるのは無意味だと思う。

僕らが今検証すべきは東日本大震災でも問題となった「膨大な情報の中から正確な真実を如何に
早く抽出するか」という問題だと思う。ある意味永遠の課題かも知れないけれど。






by jellyfishcafe | 2015-08-01 23:31 | NEWSネタ


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