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2012年 09月 09日
「湖底からの使者」
>>『墜落の旧陸軍機、70年ぶり湖上に…十和田湖』
戦時中に青森、秋田両県にまたがる十和田湖に墜落した旧日本陸軍の練習機とみられる飛行機が5日、引き揚げられ、主翼と胴体に日の丸が描かれた銀色の機体が約70年ぶりに、地上に姿を現した。


前回の引き揚げ失敗を聞いたときに、もう引き揚げは無理だろなと思っていたので、
今回諦めずに二度目のトライをされたことにまずは驚きました。
(記事にはないけど費用も相当なものだと思います)

そして湖底から姿を現した一式双高練の機体を見てさらにびっくり。
機体の外板、アクリルの窓、そして深紅の日の丸まではっきり残ってるではないですか。
普通、水中から引き揚げられた大戦中の機体と言えば、外板は腐食でボロボロ、元の色も
分からず、あちこち貝やら藻やらで一見して飛行機に見えないなんてことも良くあります。
今回は淡水の山上湖で沈んでいた水深も深いことが幸いしたのだと思いますが、
それにしても歴史の生き証人がこんな鮮やかな姿で現れたのにはとても感動しました。

その昔、戦地に飛んだパイロットを幾人も育てただろうこの飛行機は、今の日本を見たら
どんな風に思うんだろうなと思いを馳せた今日この頃。


「湖底からの使者」_e0136330_1282276.jpg
こちらは地中海で引き揚げられたJu-87急降下爆撃機。
(ドイツ、ジンスハイム博物館にて)


by jellyfishcafe | 2012-09-09 01:36 | I thinking


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