2012年 02月 01日
「":"が付く話」
めずらしく仕事絡みの話。
うちは制御システム向けにLinuxOSをディストリビュートしているのだが、今日それに含まれるリモートコピーのコマンドについて他部門から「ファイルのコピーが出来ない」という問い合わせがあった。
送られてきたデータを見て驚いた。原因はファイル名称に":"(コロン)が含まれているせいであった。

UNIX/Linuxの世界のShell環境では":"はパスやホスト名称の区切り文字なのでファイル名称には使えない。無理矢理そうしたファイルを作れないことはないが、何の得にもならないどころかうまく動かないのは自明なので使おうとする人はまずいない。それはぼくらにとって当たり前すぎることだった。
(ちなみにWindowsでは":"はドライブレターなのでやはりファイル名称には使えない)

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Zurich, Switzerland.


念のために言っておくけどここで相手の無知を笑う気も皮肉るつもりも毛頭ない。
何が言いたいかというと、ぼくはそれを知った時、びっくりを通り越してさらには呆れるとかも通り越して最終的にとても感心してしまったのだ。世の中には自分達のささやかな常識などまったく通じない場合がまだまだある。同じ業種のエンジニア内でさえこうなのだから広く世間で見ればこうした自分の常識=他人の非常識という図式は星の数ほど存在するに決まってるわなあと。。そう思った。

うちの業種は今年からさらに広く世界に適用範囲を拡げる予定。その中には日常の電力供給もままならない国や道路すらまともに通っていない国もある。
きっと":"なんて可愛いもので、世界ではまるで想像も出来ないような常識の相違が待っていることだろう。
普段ついつい周囲数メートルの景色を世界の全てと思いがちだけど、これから頭の中身はもうちょっとフニャっとしておかないとイカンなあとしみじみ感じた今日この頃。勉強になりましたハイ。
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by jellyfishcafe | 2012-02-01 01:57 | NEWSネタ


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