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2011年 06月 21日
「歩みの先」
>>「人類の進化速度、定説の3分の1か カナダ研究」
人類の進化のスピードはこれまで考えられていたよりはるかに遅く、定説の3分の1程度の可能性があるとする研究が12日、発表された。


そもそも人類という生き物は本当に進化しているのだろうか、といつも思う。
いやとりあえず昨日でない今日を生きるという意味では確かに「進んではいる」のだろう。けれどそれがイコール「旧→新」に向かっているのかというと、どうも違うんじゃないかとぼくは思っている。

昆虫や魚などと比べてもヒトの進化にはあまりにも指向性というものが感じられない。
ある稜線上を常にフラフラしていて行き先も目的も定まらない。時折既存の価値観を根底からひっくり返すような個体が現れたりもするけれど、それで以後の道筋がハッキリするかというとそれもそうとも限らない。人類が手に入れた確かなモノと思われた「富」でさえ、最近じゃ本当に価値があるのかどうかさえアヤシくなってきている。

「歩みの先」_e0136330_1204713.jpg


誕生してから数百万年、ずっと迷いっぱなし。
ヒトはそういう生き物なのかもしれない。

by jellyfishcafe | 2011-06-21 01:21 | I thinking


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