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2021年 04月 14日
術前ラスト外来
(2017年4月の手術前のことを書いています)

3/31。外来で病院へ。この日の診察はもともと予約に入ってたもので、入院日も手術日も決まったから行かなくても良いのかな?と思って電話して聞くと、術前検査の結果説明があるので来てくださいとのこと。
*結局、術前に病院に行ったのは初診を除くと3回だった。心臓手術を受けるに至る通院としては少ない方だと思う。検査のスケジュールがうまく合うと初診+1日外来で入院まで行く人もいるとのこと。仕事をしながら遠くの病院まで何度も行くのは大変だと思っていたが、そこは病院側も遠方の患者はなるだけ一度にまとめて検査などすませられるように色々考えてくれるので助かった。何度か書いているけど遠方の病院に行くのは思うより大変じゃないということは強調しておきたい。

年度末のせいなのか病院は大層混んでいた。だいぶん待って診察室に入りY医師から経食道心エコーの結果の説明を受ける。
それによると僕の僧房弁は生まれつき少し変わった形をしているらしい。それが弁が壊れる原因になるわけじゃないのだが、とりあえず弁を修復する形成術を行うにあたってはその形が災いして難易度が高い構造である、もちろん可能な限り弁形成で努力するが無理な場合の人工弁置換の可能性は通常の患者より高くなると思う、というショッキングな説明だった。
今後のことまで色々考えてこの病院までやってきたので、ここに来ればもう安心だと思っていたがどうも甘かったらしい。
やっぱりデカい手術、それも一生に一度あるかないかの手術というのは、結局大博打になるのだなと思った。


# by jellyfishcafe | 2021-04-14 17:51 | 僧房弁閉鎖不全症
2021年 04月 14日
手術日決まる
(2017年4月の手術前のことを書いています)

3/21。午前中仕事をしていると携帯がなり、見ると病院からだった。
表示されてる病院の電話番号を見た途端、一気に脈拍が上がり心臓がバクバクした。これから心臓手術を受けるのに今心臓発作で倒れたらシャレならんなと思いつつ、深呼吸をしてから電話に出た。
電話の内容はやはり手術日程のこと。4/5入院→4/7手術のスケジュールでどうか?というもの。4月に入ったら入院で仕事を休むことは段取り済だったし、ここまで来たら逃げも隠れも出来ないのでその日程でお願いしますと言って電話を切った。

すぐ妻に電話して手術日のことを伝える。「ひゃー」とか「緊張」とか言ってる。それを聞いてさっきまで肝が据わっていたはずの自分も早くも不安になってきた。



# by jellyfishcafe | 2021-04-14 17:47 | 僧房弁閉鎖不全症
2021年 04月 12日
術前検査その2
(2017年4月の手術前のことを書いています)

3/17。術前検査2回目。今日は歯科受診と経胸心エコー、そして麻酔科医による説明。
弁膜症になって初めて知ったのだけど心臓と歯の健康はとても密接に関係している。術前術後の心内膜炎などの細菌感染も歯の問題から起こることが多く、ひどい歯周病など持っている場合は治療してからじゃないと手術できないこともあるらしい。
検査の結果、一か所歯根に炎症があるが手術自体には影響ないそうで、術後に外来で治療することになった。聞けば歯の根元の歯肉を切開して歯根の炎症を直接治療するとのこと。変な話だがそれを聞いてこれから心臓手術で胸をバッサリ切るというのに「わー歯肉切るのすげ痛そうだな。きっと顔腫れるな」とか思ってしまった。

その後の経胸心エコーは何度もやってきたものと同じ。
終了後に麻酔科窓口に行くと待合には8人ほどの人が同じ説明会を受けるために集まっていた。僕を含めて全員が近々全身麻酔で手術を受ける患者らしい。時間が来たら皆で部屋に入って「手術時の全身麻酔とそのリスク」的なビデオを鑑賞。その後、順番に麻酔医の問診を受ける段取りだった。
麻酔のビデオは事前説明としてリスクを説明するビデオなので、「麻酔後、0.0xxパーセントの確率で目覚めないことがあります」とか
かなりストロングな内容。見ていて少し怖くなってしまった。
その後の問診では少し年配の女医さんがとても良い人で親身になって詳しく説明してくれたおかげで、だいぶ不安は和らいだのだけど、やはり人間全身麻酔をして手術するというのはそれだけで大変なイベントなんだなと思った。
目白押しの術前検査はこれにて完了。あとは入院と手術日の決定を待つだけとなった。




# by jellyfishcafe | 2021-04-12 17:22 | 僧房弁閉鎖不全症